今年は、概ね月2回程度の更新はしたいなぁ~、なんて考えていたにも関わらず、気が付けば、前回の更新から、なんと約50日が経っておりました(汗


 
       リターンライダー立ちゴケ日記-宮城峡


  
いわゆる決算期ということもあり、この時期には大抵バタバタしておりまして、昨年ストレスから体調を崩したのも、ちょうどこの頃のことでした。


 
まぁ、なんだかんだと今年もシビアな一時を過ごしていたわけですが、そんな悩みがホントに些細なことであると思わずにいられない大変な出来事が、前記事 をアップしてほどなく起きてしまいました・・・。



そう・・・、東日本大震災です。


 
TVやWEBを通して目や耳に飛び込んでくる現地の惨状は、十数年前の、自分自身の経験と感情を呼び覚まし、激しく心を揺さぶり続けました。というよりも、当時の実体験から、地震の規模を知った瞬間には既に、一体どんな大変なことになっているのか想像さえつかないレベルに違いない、と直感し、どうしようもない感情に包まれておりました。



そうは言っても、仕事や日常を投げ出すわけにもいかず、また、クルマ道楽においてもそれなりのエネルギーと投資も継続していたわけで、BLOGネタは存分にあったのですが、そのことを書くにしたって大震災に触れないという選択肢はありえず、さりとて何をどう書いて良いかも見当もつかず、ひたすらグルグルとした気持ちを抱えるほか無かったわけです・・・。



自分に何が出来るか、また、実際に何が出来たのかといえば、月並みなコトしか出来てないわけですが、出来る範囲のことをするしかなく、また、ただ祈るしかないわけですが、一つ確実に言えることは、復興までには間違いなく途方も無い時間がかかる事実に対し、恐ろしくスピーディーに物事が進む現代ではありますが、決して風化させてはいけないし、忘れてはいけない、ということでしょうか。



当時、自分が感じたある種の喪失感は、当事者であるか否かの残酷なまでの温度差と、そして復興という文字ばかりが躍る報道に感じた、「嗚呼、これで終わったわけではないのに、こうして忘れ去られていくんだろうか?」という想いによるものでした。それだけに、この未曾有の天災を決して忘れてはいけないし風化させてはいけない、また、本当の笑顔が戻るまでには何年も何年も、いや、十年単位のレベルであること、これを理解したうえで、細くとも長く長く支援を続けていく・・・、ということが、最も重要なんどろうな、と考えております。

   


 
そうした想いを心の奥底に抱きつつ、また再びBLOGを書き綴っていこう・・・、ようやく、そんな気持ちに目処がたち、彼の地に想いを馳せつつ、グラスを傾けている次第です。



最後になりましたが、この度の大震災において、絶筆に尽くし難い多大な悲しみから逃れる術の無かった全ての方々に対し、心の底から哀悼の意と、お見舞いを申し上げます。そして、いつの日にかきっとまた・・・、笑顔が戻る日が来ることを、ひたすらに・・・、ただひたすらにお祈りしております。